ダイエット中に体に必要な要素を知る

ダイエットであるからと言って、とにかく食べるのを制限してしまうのは誤りです。
むしろ必要なものは大いに摂取しなければならないことがあります。
そのため食べて良いもの、食べてはいけないものを厳しく選別する必要があります。
もちろんダイエットは食事制限だけでは成り立ちません。
有酸素運動を行なって体脂肪を燃焼させる、筋トレを行なって筋力をつけ基礎代謝を上げて行く、という要素との組合わせで初めてダイエットが実現します。

それではダイエット中に必要な栄養素とは何でしょうか。
まずは三大栄養素です。
身体を作り上げるタンパク質、活動のエネルギーとなる炭水化物、体温保持や骨格・内臓を保護するための脂肪です。

まずは自分自身の理想体重を知るところから始めます。
そして現在の体重ではなく、理想体重に合わせて1日の総摂取カロリーを計算していきます。
理想体重が50kgであれば、タンパク質の摂取量は50×2gです。
そして炭水化物はその倍量と覚えておきましょう。
脂肪は食事メニューから得られるだけとして、余分には摂取しないようにします。

ところで近年では、三大栄養素にふたつの栄養素を加えて五大栄養素という呼称が定着して来ています。
新たに付け加えられたのが、ビタミンと食物繊維です。
ビタミンは体調面を整えるのに有効であり、食物繊維は腸内の健康状態を向上させます。
十分な量のビタミンは食事メニューだけではなかなか摂取しきれませんので、サプリメントを利用すると良いでしょう。
食物繊維は、野菜を1日350gを目標に食べることで必要量が摂取できます。

食物繊維には二種類あります。
野菜・キノコ・海藻から得られる水溶性食物繊維と穀物や豆類から得られる不溶性食物繊維です。
前者は腸内でゲル状になって便を包み、後方に押しやる働きをします。
後者は便のかさを増やして大腸を刺激し、蠕動運動を誘発して便意を脳に伝えます。
そして食物繊維はいずれも、腸内ではいわゆる善玉菌のエサになりますので、善玉悪玉のバランスをよりよいものに変えて行きます。
併せてカルシウムも摂取するように努めましょう。
小魚などに良質なカルシウムが含まれています。
その働きは、骨や歯の構成要素、生理機能の調整、筋肉の収縮に作用する、興奮や緊張の緩和、更には高血圧予防や大腸がん予防にも繋がる貴重な栄養素です。

また水分も積極的に摂るべきで、理想的には毎日最低2リットルの摂取が望ましいと考えられています。
水分は老廃物の排出に有効で、発汗・利尿作用・排便に作用します。

体に必要な要素が摂取できないと病気になることも

このように、ダイエット中であっても取るべき栄養素は積極的に摂らなければなりません。
もし必要な栄養素が不足するとどうなるでしょうか。

例えば食物繊維が不足すれば便秘体質になります。
便は常にガスを発生しながら腐敗に向かいますので、腸内は悪玉菌優勢になり、老廃物や有害物質が腸から吸収されて血液を汚染し、初期的には肌の健康が衰えたり口臭や体臭が強くなります。
最悪の場合は大腸がんの原因にすらなります。

ダイエットを成功させるには食事制限だけではなく筋力トレーニングや有酸素運動が必要になりますが、タンパク質が不足すると筋肉を成長させることができません。
その結果基礎代謝効率が落ちますので、せっかくのトレーニングが無意味になってしまいます。
また有酸素運動のあとで大目に水分摂取をすると、脂肪の燃え滓を洗い流す作用があり、老廃物を排出するメリットがあります。

またカルシウムの摂取も重要です。
ダイエットには我慢が付きものですが、イライラが高じるとストレスが増し、精神的な健康度が低下します。
カルシウムはこうした気分を和らげる働きがありますので、欠かさず摂取する必要があるのです。
また骨を丈夫にし、怪我をしにくい体質、あるいはケガからの回復を早めるという効果もあります。