短期間集中ダイエットの危険性について

誰でも短期間でダイエットを成功させたいと思ったことはあると思いますが、実はこれには危険が潜んでいます。
肥満のせいで命の危険があるというなら別ですが、特に女性は美容の意味でのダイエットが中心です。
減量のために断食をするというダイエット法がありますが、一日に三食きちんと食べることは意味があることです。
体重だけを意識した知識のない断食は仮に体重が減ったとしても、美容の観点からはむしろ逆効果になります。

ファスティングなどと言って、水や体に良いものを少量だけ取り入れて行う断食もあります。
これは体重の減量というよりは腸の中をキレイにするとか体をリセットするといった意味で行うものですので、痩せたいからするというのは少し違います。
また、一種類の食べ物だけを食べ続けるダイエット法もありますが、これも逆効果です。
なぜかというと、人間の体は必要な栄養素のおおよその量というのが決まっており、このためにバランス良く食べなければいけないと叫ばれているわけです。
それを、たった一種類の食べ物で補うことなどできるでしょうか。

どんなに栄養価の高い食べ物でも、タンパク質や食物繊維などをバランス良く備えているものなどありません。
まして、それを行なって短期間で急激に減量したとしたら、肌や髪がパサついてきたり、爪が割れてきたり、腸の状態が正常でなくなり、排便が通常と違う状態になったりします。
過度の便秘になったり、下痢になったりすることもあります。

また、最近は酵素ドリンクなどの飲み物を食事に置き換えるダイエットも流行っていますが、冷たいものを大量に飲むと内臓に負担がかかる上に空腹感は一時的に満たされたとしても栄養素を補うことはできません。
さらに、下剤を使用したダイエット法も昔からありますが、通常は便秘の人が使うものであり、排便が普通にできている人は使用する必要がありません。
必要がないにも関わらず下剤を飲めば、排便が必要以上に促進される上に水分が出てしまいますので、一時的に減量しているように感じるかも知れませんが、脂肪が減っているわけではありませんし、非常に危険なことです。
種々、例を挙げましたが、短期間で運動もせずに食べ物や下剤に頼るダイエットは絶対に体に良くありませんし、長い目で見れば体にとっては逆効果です。
正しいダイエット法を実践すれば、減量はゆるやかに進むものですし、一日に正しく三食食べて運動やストレッチなどもしっかり行なってこそです。

急激なダイエットは精神的に不安定になることもある

短期間集中のダイエットがいかに危険かということをお分かりいただけましたでしょうか。
体にとってどんなに悪影響があるかということを述べましたが、実は精神的にも影響があります。
それは、減量をしなければいけないというプレッシャーや、食べてはいけないという我慢をしすぎることによって、精神的に不安定になる可能性があるということです。
また、断食や食事を抜くことで体が必要としている最低限の栄養素も摂取することができず、脳にも影響を及ぼしてしまいます。
こうなると、当然ながら心も不安定になってしまいます。

セロトニンという脳内に存在する神経伝達物質があります。
セロトニンは喜びを感じるドーパミンや恐れを感じるノルアドレナリンなどの神経伝達物質の調節を行い、精神を安定させる働きをします。
しかし、ダイエットという行為自体がこのセロトニンを減少させる直接的な原因になります。
ダイエットがエスカレートすると、摂食障害やうつ病などにつながることも少なくありませんので、体重だけを追い求めるダイエットは絶対に禁物です。
うつ病患者はセロトニンが少ないと言われています。
若い人が急激なダイエットがをすると、後々大きなダメージが体に残ることになりますので、自分の体と相談しながら適切なダイエットをしてくださいね。